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愛、それはダンス

ちょっとこのタイトルはレトロ感がありませんか。
ベジャールバレエ公演の2演目め。
『春の祭典』やこの前見た『バレエ・フォー・ライフ』、『さすらう若者の歌』など、代表作のオムニバス作品で、かなりの充実度。満足度。
配役表をみて今日もジル・ロマンは踊らないのね~と話していると、開演直前にアナウンスがあり、「ブレルとバルバラ」を急遽彼が踊ることになったとのこと。当然わき起こる拍手。
最近シアターTVで見た「ブレル~」は彼とエリザベット・ロスが踊っていたこともあって、かなり嬉しかった。
そして彼が踊ったことで、「振付を踊る」人のバレエがとたんに薄っぺらく見えてくる。本当にすごい人だ。すごい人ってそういうものだ。
映画『エトワール』で、ジロが「バレエを愛している、という言葉では弱すぎる。バレエを生きている」のだと言っていたけれど、そのことをふと思い出した。自分の真ん中に何かがあるのね。
あとは『バレエ・フォー・ライフ』で良かったと思った人たちがやっぱり良かった。ズアナバールが踊る”イン・ザ・ミドル~”、一度でいいから見てみたい!
今回の来日公演の東京公演最終日だった様子。
お決まりのテープ&看板で、スタンディングも出て盛り上がって終了。最後にはカーテンの向こうから拍手も起こっていましたね。良かった、良かった。
6月も、NDT公演をひとつ残すのみ。