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ふふむ

生命体ではないのに、動き出しそうなやわらかさと可愛らしさのあるパールたち。


パールと遊ぶようなモダンなハイライトは、純金の蒔絵技法によるものです。

丸くなることを定められた有核真珠と違い、自由に育ってひとつずつ形の違うケシパール。

目に見えないほどの大きさから始まり、形を変えながら少しずつ大きくなり、収穫された時の形でこの世に存在し続けます。

永遠の花のつぼみのような南洋ケシパールの新作は「fufum」(ふふむ)と名づけました。

名前の由来についてはまた改めて。


写真はペアリングの楽しいシングルピアスです。

パールのふるさとは南の海。
伊勢志摩もそうですが、真珠養殖に適した海岸線はどこも美しいですね。

(写真は著作権フリーのをお借りしました。本当は行きたい撮りたい!)

イスラーム王朝とムスリムの世界 展 ジュエリー編

東京国立博物館東洋館で開催中の「イスラーム王朝とムスリムの世界」展へ。


マレーシア・クアラルンプールにあるイスラーム美術館の所蔵品から選りすぐりの、200点ほどが見られます。
幸い会場内は撮影O.K.でしたので、面白かったものから、今日はジュエリーにまつわるものをいくつか。

ムガール朝皇后像、12人のムガール朝の皇后が象牙板に油彩で描かれた細密画。

皆さんの顔の両側に垂れ下がるジュエリーはこのあたりのエリアに独特の「こめかみ飾り」です。おそらく、耳たぶに下げられる程度の宝石では物足りなかったのでしょう。

そういえば日本でも江戸時代、遊女を中心に巨大な結髪が流行ったのは多分、かんざしをたくさん着けるため。

ムガール朝の貴族は、人類史上一番たくさん宝石を身に着けた人々だったのではないかと思います。女性も男性もふんだんに着けていました。

こんな風に。狩りの装いということで、これでも装身具は控えめ。
ふんだんに着けられた白い粒粒はすべて真珠です。

20世紀半ばを境に、「粒ぞろいの真珠」の意味はがらりと変わります。
この頃はまだ、人が海に潜って貝を採集し真珠を探していた時代。大きさの揃った真珠はそれだけの数を集められるという権力の証でした。

そしてこの肖像画では、ヨーロッパ文化の影響を受けて勲章まで加わっています。

何かのしるしというよりも、それまでなかった宝飾アイテムとして即取り入れられたのではと想像します。デザインもヨーロッパ風。

細密画の肖像の、視線の外し方がちょっと面白いです。ここまで横目の肖像画も珍しい。

総ダイヤのコスチュームジュエリーもさらっと展示してありました。

展示会の会期は2022年の2月20日までなので、もう一度くらいは行きたいです。


トップの写真は2013年にクアラルンプールを訪れた際に撮った現地の丸天井。素敵な充実した美術館でした。

暑さが続きます。
うまくやり過ごし(日本らしい表現!)、どうぞよい週末をお過ごしください。

ヴィーナスのリング

金星のツインリング。


星のシャープなラインを実現するため、パールに彫りを入れて純金を埋め込んであります。

肌なじみのよい明るいゴールデンパールに対峙するのは、オニキスとルチルクォーツのダブレット。

手元で見飽きない、ちょっと贅沢な大人のコスチュームジュエリーです。

息抜きのひととき、香水や指輪を変えてみるのは気分転換になってお勧めです。

気分転換といえば、週末に観た『トムとジェリー』は面白かった!

縁あってイタリア語バージョンだったのですが字幕もついていましたし、基本主役にセリフはないので没問題 。

ジェリーのミニチュアのお部屋が可愛くて、シャンパンのワイヤーがテーブルや椅子になっています。

あと、怒られると解っているときのトムの顔が最高。誰しも心当たりのある表情、思い出しても笑えます。

アニメーションを創り出す人はすごいなぁ。

暑くなって泡率高し。しばらくは小さなテーブルに見えそう。

ではよい一週間をお過ごしください。


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瑠璃色

天王州アイルのPIGMENT TOKYOにて。
この日頂いた顔料はこの中のたった3つでしたが、棚ごと欲しい。

子供の頃いくらでも欲しくなった、小瓶に入ったビーズを思い出します。

このうちだいたい3割ほどは、天然の鉱物を砕いて作られたものだそう。

例えばラピスラズリからは目の覚めるような、瑠璃色が生まれます。

店内にはフィレンツェの画材メーカーZECCHI社のメノウ棒がずらり。

この棒のことを何と呼ぶのか、以前から知りたかったのですが「Brunitoio in Agata」つまり単に「めのう製バニッシャー」でした。

使用用途はこんな感じ。そんな訳で、いつかロシアの画材屋さんにも行ってみたい。

以前、こちらのブログでも紹介しましたが、同じ金を輝かせる目的で日本の蒔絵では鯛の牙を使います。

その日本の道具、刷毛や筆の類もずらり。全て売り物です。

小さな島国に、材質や大きさや拵えなどさまざまな、この何倍もの種類が存在していて、それぞれに「これでなくては」という使い手が存在するという。
細やかな多様性は、既に我々の手の中にある本物の豊かさ。大切にしたいと思います。

さて、東京は梅雨が明けました。よい週末をお過ごしください。

*お知らせ* アテナリのオンラインショップラピスラズリが揺れる星のピアスが再入荷しました。

二日月

新月のシングルピアス。

雲がなければちょうど今日見られる、二日月です。

空にたまたま見かけると、何となく宝ものに出会ったような気分になる細い月光。

今日の月は日曜に生まれたばかり。


シャープなラインを実現するため、パールに彫りを入れて純金を埋め込んであります。

淡い色のゴールデンパールは肌なじみよく、デイリーに活躍してくれます。

さて、もう片方に何を合わせましょう。

ダイヤモンドのソリテールでもいいですし、ゴールドのフープでも。

このシリーズとなら間違いなく素敵。月と星。


では健やかなよい一週間をお過ごしください。

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