今週末、7日と8日は銀座もとじさんの<冬のコモノ展>に在廊し、オーダーのご相談など承ります。
今年の新作からいくつかご紹介します。
トップの写真は2025年の干支、<巳>がテーマの紳士用羽織紐。
陶器の土肌のように仕上げた漆塗に銀蒔絵で、抽象的に<巳>を描きました。蒔絵の銀をつや消し仕上げにしてみたのですが、クールな質感でとても気に入っています。
銀のカトラリーと同じく、銀蒔絵の部分は環境により変色します。未来のオーナーさんは、2025年の一年をかけてお守りの蛇が背景に馴染んでゆく、その過程も楽しめますね。
こちらは鴛鴦柄のかんざし。鴛鴦は今回初めて取り組んでみたモチーフです。
いつも仲良く、目に麗しく。黒地に純金の輝きは温かく華やかで、さまざまなお祝いの機会にも良さそうです。
アテナリの和装用アクセサリーは現在、銀座もとじさんでのみお取り扱い頂いています。お召し物に合わせて、お手にとって、いろいろとご覧頂ける機会ですので、ぜひお立ち寄りください。
===銀座もとじ 冬のコモノ展===
会期:開催中~12月25日(水)
場所:銀座もとじ 和染、男のきもの、オンラインショップ
★12月7日(土)・8日(日)はアテナリのデザイナーが在廊しオーダーのご相談も承ります。
銀座もとじ 冬のコモノ展
15日から銀座もとじさんにて<冬のコモノ展>がスタート。
アテナリは今年も参加します。
日本発信のブランドとして和装洋装両方の装身具を提案し続けられることに感謝しつつ、素材選びの段階から楽しんで取り組んでいます。
銀座もとじさんのコモノ展は年に二度、アテナリの和装用アクセサリーをまとまった品数でご覧いただける機会です。
冬のコモノ展では毎回、新年の干支にちなんだアイテムもご紹介しています。
ひとつひとつ丁寧に作られた小さな一品、ぜひご覧ください。
===銀座もとじ 冬のコモノ展===
会期:2024年11月15日(金)~12月25日(水)
場所:銀座もとじ 和染、男のきもの、オンラインショップ
★12月7日(土)・8日(日)はアテナリのデザイナーが在廊し、オーダーのご相談など承ります。
橘のかんざし
かんざしはこれまでに数多く製作しましたが、橘の柄は初めて。
常緑で冬にも実をつけるため、不老長寿を象徴する日本古来の吉祥文様です。
子供の頃、ひな壇の向かって右に桜、左に橘(もちろん当時はミカンだと思っていました)の木があったのが妙に記憶に残っています。
上段のぼんぼりのようにシンメトリーでないのが気持ち悪かったのかも知れません。
他にも個人的な思い出のある柄なので、スケッチの段階からこだわりました。
図案化された橘ではありますが、葉の描き方でやわらかく表情をもたせています。
黒地に映える金色のシルエットが華やかで、純金の滋味深い輝きは、後ろ姿に余韻を残してくれます。
こちらの2点は近日中に銀座もとじさんでお取り扱い予定です。
ぜひお手にとってご覧ください。
銀座もとじさんイベントのご案内
今週末は、アテナリのデザイナーが銀座もとじさんの夏のコモノ展にアテンドします。
6月1日と2日の2日間、デザイナーが天然石のルースやかんざしの生地を持参し、銀座もとじさんの店舗にてオーダーを承ります。
毎回、お客様がたのさまざまなこだわりの一品が生まれるイベントです。
年に2度のこの機会に、ぜひお立ち寄りください。
楽しみにお待ちしております!
ーーー銀座もとじ 夏を彩るコモノ展ーーー
開催中~6月30日 於:銀座もとじ オンラインショップ含む全店舗
★6月1日(土)・2日(日)はアテナリのデザイナーがアテンドし、オーダーのご相談を承ります
自然素材を愉しむ
銀座もとじさんのオンラインショップで販売スタートしました。
写真は、芭蕉の蒔絵かんざしとオーシャンジャスパーの帯留を組み合わせてみたコーディネート。
天然石をシンプルに、ミルグレインのような縁飾りの銀の枠におさめた帯留。
鉱物の構造は3次元なので、0.1ミリ削ると模様ががらっと変わります。
美しい模様が出るように磨き上げた研磨職人さんに、拍手をおくりたくなるアートピースです。
エクリュ~ブラウンの色系統にモスグリーンが少し混じり、カラーバランスの塩梅も素晴らしい。
かんざしはベージュ系の生地に銀蒔絵と螺鈿で芭蕉を描きました。
根本の美しいグラデーションは挿すと隠れますが、そこはオーナーの方だけの楽しみですね。
銀座もとじさんのオンラインショップではこの他いろいろとご紹介頂いています。どうぞご覧ください。
ーーー銀座もとじ 夏を彩るコモノ展ーーー
5月15日~6月30日 於:銀座もとじ オンラインショップ含む全店舗
★6月1日(土)・2日(日)はアテナリのデザイナーがアテンドし、かんざしのオーダーも承ります。