
11月15日スタートの、銀座もとじさんの冬コモノ展に今年も参加します。
帯留やかんざし、羽織紐など、アテナリが仕立てる和装用アクセサリーの数々を、銀座もとじさんにてどうぞご覧ください。
トップ写真は、銀蒔絵が味わい深い紳士用羽織紐。
来年の干支は、十二支のなかで唯一の神獣。あちこちで取材はしたものの、結局自由にデザインしました。
純銀と漆だけのシンプルな素材でも幅広い表現ができる蒔絵。素晴らしく面白い伝統技法です。

2枚めは帯留の新作<クアドレット>シリーズ。
天然石の模様を小さな絵画に見立て、額のような銀の縁でフレーミングした帯留です。
身につけて楽しむ小さな絵画、お気に入りのひとつを見つけてみませんか。
銀座もとじさんのコモノ展はクリスマスまで続きます。
新作が随時入荷しますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
今回、撮影の背景には大島紬の生地を使ってみました。
世界でも数少ない縦横絣は、日本の人の凝り性や列島の風土をにじませていて、目にするたび愛おしくなります。
<銀座もとじ 冬のコモノ展>
2023年11月15日(水)~25日(月) 銀座もとじ全店
アテナリデザイナー在廊:12月9日(土)・10日(日)
2023夏のコモノ展

銀座もとじさんにて、二日間の在廊が無事終了しました。
お気に入りをお求めくださった方、楽しくイメージをふくらませてオーダーくださった方へ厚く御礼申し上げます。
久しぶりにお会いする方々もいらっしゃり、とても楽しいひとときでした。
オーダー頂いたお品物はこれから心を込めて製作いたします。
楽しみに、仕上がりをお待ちください。

銀座もとじさんのコモノ展は6月30日まで、まだまだ続きます。
6月にもアテナリの新作リリースがありますので、ぜひご覧ください。
トップ写真は店舗のディスプレイ。素敵。
青森での福本夫妻の展示会、テーマに広がりがあってとても面白そうです。
今週末は銀座もとじさんにて

只今、銀座もとじさんで「初夏からのコモノ支度」展が開催中。
アテナリも一点ものの和装小物で参加しています。
今週末はアテナリのデザイナーが在廊し、天然石のルースを選んでつくる帯留めや指輪、生地から選んでつくるかんざしなどのご注文を、2日間限定で承ります。

かんざしは、過去に製作したカタログを見ながらアレンジしたり、全く新しい図柄でのオーダーも承ります。
お出かけがいっそう楽しくなる、コーディネートの仕上げのひと品として。
好みのわかるお相手方への心づくしの贈り物として。
ぜひ銀座もとじさんにてご相談ください。
トップ写真の帯留めは、ひんやりビビッドなエメラルドグリーンのアマゾナイト。
変形の五角形のルースに合わせ、削り出しで作ったシンプルな枠にセッティングしています。角が多くなるほど調整に苦労しますが、このシェイプは帯締に乗せるとモダンで好もしく、ひとつまたひとつと作ってしまいます。
では27日(土)・28日(日)の2日間、お会いできるのを楽しみにお待ちしております。
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初夏からのコモノ支度 展
5/15~6/30 於:銀座もとじ
★アテナリデザイナー在廊日:27日(土)・28日(日)
若林鉱物標本展

本郷の東大総合研究博物館で『若林鉱物標本』展を見てきました。

若林標本は日本の三大鉱物コレクションのうちのひとつだそうで、かつて日本中で鉱山が稼働していた時代に集められた鉱物見本が所狭しと展示されています。
展示室はこんなふう。

昨年パリの鉱物博物館でもそう思いましたが、鉱物の展示室って独特の雰囲気です。無機物なのに、動植物などとは違う時間軸で成長する鉱物。静けさのなかに生命感があります。

和菓子のようなこれは栃木県日光のカルサイト(方解石)。

島根県のアラゴナイト(霰石)。

パリで見て一目惚れしたスティブナイト(輝安鉱)。愛媛県から。格好いい!

これは閃亜鉛鉱・・・なにか聞き覚えがあると思ったら、最近作った帯留めに使っていました。
トップ写真の左のがそうです。(銀座もとじさんにてお取り扱い中)
偶然にひとの美意識に響いた地球のかけらの、どこをすくいとってどう加工するか、は研磨職人さんのセンスによります。
アテナリでは、そうやって作られた天然石のピースからデザイナーの感覚に響くものを一粒一粒選び、それぞれに合わせたデザインで一点ものの装身具に仕立てています。

ツクツクきらきら、水晶の先がほんのりパープルがかった美しいアメシストは秋田県から。

博物館の外にはごろんごろんといろいろなものが転がっていて面白い。
『東京大学・若林鉱物標本 日本の鉱山黄金時代の投影』展は9月1日まで、石好きの方にお勧めです。