スモーキークォーツに、日本伝統の蒔絵技法で同系色の蝶を描きました。
着けると常に揺れるため、羽根をとりまくように並んだ純金の粒がきらきら輝きます。
甲府にはかつて金峰山一帯で水晶が採れたことから江戸時代末期から水晶研磨業が盛んになり、現在でも宝石研磨のメーカーがたくさんあります。
このペンダントトップも、甲府の研磨加工屋さんにお願いしてオリジナルで作っていただいたピースです。
名前通りスモーキーなブラウンカラーは、コーディネートしやすいので出番が多くなりそう。
縦長のすっきりしたトップを長めのチェーンに通して、これからの季節ならコットンやリネンのニット、Tシャツに合わせても素敵ですね。
シンプルですが他のどこにもないジュエリーです。
<アテナリ POP UP SHOP>
会期:2024年3月6日(水)~12日(火)
会場:日本橋三越本館 1F アクセサリーイベントスペース
蝶々さん
<DEW>シリーズは、水のしずくに映り込む景色がテーマ。
このしずくには蝶が映り込んでいます。
ジャイプールで丁寧に磨きあげられた天然の水晶に、日本の伝統的な蒔絵技法で蝶を描きました。
純金と漆だけを使い、たくさんの工程を経て作られています。
蒔絵技法は漆の硬化という自然な化学反応を利用するため、「待つ」工程に一番長い時間を割くことになります。
そして、漆の硬化に要する時間は10分でもなく10日でもなく、ヒトの睡眠時間に近いのです。
蒔絵の「待つ」以外の工程はどれも細かい仕事でかなりの集中力を要するので、次の工程へ進むために一晩かかるのは作り手にとってちょうどよい塩梅。
さて<DEW>の新作ネックレス、お召し物の色によってもちろん見え方が変わります。
ペールカラーに乗せると蝶のフォルムがよく見え、ダークカラーに乗せると純金の輝きがぐっと引き立ちます。
実際に着けて、ぜひお試しください。
<アテナリ POP UP SHOP>
会期:2024年3月6日(水)~12日(火)
会場:日本橋三越本館 1F アクセサリーイベントスペース
色を愉しむ
カラーバリエーション豊富なトルマリン。
輝きがみずみずしく絶妙な中間色が豊富で、大好きな素材です。
最近見つけたテールグリーンのようなインディゴブルーのようなトルマリンは、ストライクゾーンのど真ん中。
ブルーにもグリーンにも転ばない鮮やかな色のトルマリンに真っ白なパールを組み合わせ、コントラストが華やかなリングに仕立てました。
グリーン系のシングルパールのリングと、重ねづけも可愛いです。
3月6日スタートのポップアップショップにて、ぜひお試しください。
<アテナリ POP UP SHOP>
会期:2024年3月6日(水)~12日(火)
会場:日本橋三越本館 1F アクセサリーイベントスペース
オーロラの輝き
久しぶりに製作した夜光貝のピアス。
ミモザの花をモチーフにした新シリーズのうちの一つです。
夜光貝は自ら発光するかのような深い輝きと、オーロラのような華やかなラスターが特徴。
蒔絵の余白を多めにとり、素材のもつ美しい白地を生かしてデザインしました。
磨き上げたピースをみて思い出したのが、19世紀に皇室から英国王室へ贈られた、象牙に金蒔絵の扇です。
英国王室所蔵の扇類のカタログ「Fans d’éventails de la collection royale anglaise」に掲載された唯一の日本生まれの扇、その和洋折衷のノーブルな雰囲気が素敵でずっと頭に残っていました。
白と金の明るい華やかさは共通ですが、このピアスはもちろん、21世紀の日常生活を愉しむためのアイテム。
淡い色が近くにあると爽やか、ダークカラーが近くにあるとドラマティックな表情に。さらに、見る角度によってはオーロラのような輝きに色が加わります。
ふとした加減でこんな色が見えるため、撮影はいつも大騒ぎしながら進めています。
大人っぽく、少し和のニュアンスを感じるピアス。
愛用くださるオーナーさんに出会えますように!
<アテナリ POP UP SHOP>
会期:2024年3月6日(水)~12日(火)
会場:日本橋三越本館 1F アクセサリーイベントスペース
春の向こう
春の向こう、爽やかな初夏のかおり。
ターコイズブルーを滲ませた蝶モチーフのネックレスです。
チェーン部分にはアクアマリンがアクセントになっています。
アクアマリンはちょうど来月、3月の誕生石ですね。
おそろいのピアスは、デイリーに着けやすいサイズ。
小さくとも抜かりなく、日本に千年伝わる蒔絵の技がぎゅっとつまっています。
3月6日スタートの日本橋三越ポップアップショップにて、ぜひお手にとってご覧ください。
<アテナリ POP UP SHOP>
会期:2024年3月6日(水)~12日(火)
会場:日本橋三越本館 1F アクセサリーイベントスペース