
ビザンチンモザイクのように色艶やかなパール。
眺めているうちに、少しエキゾチックにジャスミンの花を描きたくなりました。
花の中央には小さな、メレダイヤを象嵌することに。
デザインに合わせて選んだダイヤモンドは直径1.5ミリ。ぴったり収まるようにパールを彫り込み、他のメレダイヤと混ざらないように小さな袋に取り分けておきます。
最初から最後まで細かい作業が続きますが、見たことのないジュエリーの完成を楽しみにこつこつと進めています。

ジャスミンの生花の香りが大好きです。
ちょうど1年ほど前、シチリアのノートでの滞在先に立派なジャスミンの木があり、幸せな思いをしました。特に夜気に漂う香りが格別でした。

東京でジャスミンの香ることはほぼないですが、そろそろ金木犀の香りが楽しみな季節。
この時季日本を旅する人にとって、金木犀の香りが楽しい旅の記憶の一部になると良いなと思います。