銀座の風にゆるりと揺れる柳。
今年剪定された生葉と藍や泥を重ね染めた糸を使い、羽織紐を製作しました。
そもそものきっかけは春先に銀座もとじさんのHIRAKI projectで拝見した深い染め色。
こんな糸で羽織紐を作ってみたい、とご相談したのが始まりです。
奄美大島の金井工芸さんからふっくら染め上がった糸が手元に届いた瞬間、同じくらい奥深い色と質感をもった天然素材を合わせたいと思いました。
ブラジル、オーストラリア、北海道、奄美など、地球上のいろいろな場所からやってきた素材ひとつひとつに合わせて銀で枠をつくり、組紐の工程を経て完成した羽織紐。
只今、紳士用と婦人用の各5点を、銀座もとじさんでお取り扱いいただいています。
天然素材と草木泥染との、互いを高め合うような相性の良さ、ぜひご覧ください。