
久しぶりなので、普段行っていない場所に寄り道したかった今回の香港行き。
深圳に程近い、ラムサール条約で保護された米埔(Mai Po)自然保護区へでかけてきました。たくさんの鳥が生息、飛来するので、バードウォッチングが好きな人には知られているそう。

このウェットランドへはWWFのツアーに参加することでのみ、入ることができます。

深圳の高層ビル群が見える場所ですが、葦やマングローブの間をゆく遊歩道は静けさのなかに鳥の声しか聞こえず。地元の若いスタッフが鳥図鑑をめくりながらガイドしてくれます。

水面を対称軸にした、鷺の群れ。

時々蓮の花があったり。


鴨はつがいが多く、どういう仕組みか二羽の向きが常にシンクロしています。
見ていて飽きない、不思議なうごき。

街なかでは見ない、水玉のスカーフを着けた鳩。

雑食らしいのですが、おでこ(?)から嘴へかけて白のコントラストが優雅できれいなユーラシアンクート。
香港に生息する500羽のうち、この日は5羽を発見。

真っ白な羽に黒いスプーンのような嘴が面白い、その名もブラックスプーンビル。
真っ白い鳥はいつも真っ白で、どうして綺麗に白を保てるのかいつも気になっています。
・・・もしかして構造色?

ゆっくり鳥を眺めていると、また鳥を描きたくなるという好循環!
3時間のツアーはあっという間におしまい、集合地点の元朗駅に送ってもらいました。
元朗は10年ぶりくらいに訪れたのですが高層マンションが林立して、駅近の風景は一変。
とはいえ人の暮らしのあるオールドタウンは健在です。ここでは英語の欠片すら通じないお店で地元の人に混じって點心を楽しみます。