
信楽の山に、また来ました。
MIHO MUSEUMの「文明をつなぐもの 中央アジア」展です。
西から東から、文化の源流をたどってゆくと行き着く、中央アジア。
そこから現在の中国へ変容しながら伝わり、さらにユーラシアの東端からこぼれたような島国にまで伝わった文化を辿る展示会です。
5千年も前に作られた、金銀や石の細工品は本当に素晴らしかったです。
特に、神性の信仰が形になった素晴らしい器が並ぶ、最初の展示室は3度戻って眺めたほど。
一体どんなモチベーションがあればこんなものづくりが出来るのか?
細やかで美しいだけでなく、造形の底にある意志のようなものが形に宿っていて、眺めていると心に響いてきます。この感覚は写真では絶対に得られないもの。
わざわざ来て良かった、と帰りの車中でもしばらくぼぅっと反芻していました。

色とりどりの紅葉は星のようで心躍ります。
今年はあちこちで秋を満喫。樹々の香りを深呼吸、気持ちがよいです。