
毎年夏の恒例になっている、干支モチーフのデザイン製作。
写真は紳士用の羽織紐になります。
文字をくずしてデザインするプロセスは楽しいです。 漢字文化ばんざい。
デザインを始める前に文字の由来をざっと調べるのですが、今年は面白かったです。
「卯」の文字はもともと左右対称で、門をあけるという意味があるそう。
例えばそれに財を表す「貝」をあわせ、貿易の「貿」という文字ができています。互いに門を開放して財を交換するという意味でしょうか。
で、ウサギとどういう関係が?という部分は分からずじまいですが、そこはどうやら当て字のよう。
ですが既に頭の中には、門を開けた途端に脱兎のごとく跳び出すウサギのイメージが出来上がってしまいました。
今年は可愛い感じの帯留もいくつか仕上がりそうで楽しみです。