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火の鳥現わる

アレクサンドル・カントロフの来日公演にでかけました。


2019年のチャイコフスキー国際コンクール予選でとても気に入って、なるべく早く一度見ておきたかったアーティスト。何故なるべく早くかというと、惹かれるアーティストには技術と表現力のほかにもうひとつ貴重な力があって、それは人によっては早く失われてしまうので。

去年の公演は中止になり、今年もチケット発売が何度か延期になって気をもんでいたのでした。

演目はブラームスとリスト。

リストの難曲は終わって舞台を出たところでガッツポーズ的な仕草が見えました。本人にとっても出来が良かったのかな。実際凄かったですし。

音を長く残す演奏スタイルのため、時おり教会でパイプオルガンを聴いているような不思議な感覚になります。このスタイルでいろいろな演目を聴いてみたいもの。

アンコールでは火の鳥も弾いてくれて大満足。

これまでにいくつかオンラインで見た限り、火の鳥の出現率は低くないと踏んで、期待していたのでした。

来年も日本に来てくれるようで、楽しみです。