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A RUSSIAN STAR

ロパートキナのインタビュー&舞台映像の映画をル・シネマで見てきました。
ロパートキナは100点満点の100点をただの通過点として、常に101点を目指して進もうとしている人のようです。
コーチのコメントやレッスンピアニストの集中力から、周りの人も大変な緊張を強いられているのが伝わってきますが、101点に取り組む行為自体が貴重なものなので、そのサポートに人生を捧げているようにも感じます。
映画のなかでジャン・ギョーム・バールが語っていた、彼女はウォームアップの時の動作にまで誠実さがあるというくだり、それがロパートキナの生き方を一番シンプルに表現しているような気がします。
ヒトがこの世に遺せる最上のものが生まれる過程で、信仰心(宗教心ではない)が関わっていることが多いと時々思いますが、今日もそんなことを感じました。
それにしても、あれだけ足を傷めつけているバレリーナの、ハイヒール姿にはいつも感動します。
自分をプロデュースする意志の強さを思ったり、ハイヒールを履く苦痛なんて、彼女たちには何でもないレヴェルなのかしらと思ったり。