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青磁

青磁の美@出光美術館。
この美術館も、アクセスが良くて、疲れる前に全部見てしまえるところが、好き。
混んでいなくて落ち着いて見られるし。
漆教室で、他の人が破損した陶器に「金継ぎ」を施すのをみていて、「いつか青磁に金継ぎを」と夢見ている私。
それはともかくとして、今日のこの展示会は、いろいろな青磁が見られて楽しかった。
青磁、といいつつ、あのティピカルな薄いブルーグリーンの釉薬だけでなく、古い時代のものは、沈んだグリーンあり、茶色あり、グレーあり。
全部見てみて、何の知識もなく、一番気に入ってしばし眺めてしまったのは、青でも緑でもなく、ほとんど薄墨色の釉薬がうっすらとかかった、牡丹の花模様の鉢。花模様のレリーフに、艶のある釉薬の濃淡がからんで、ちょっと目眩がするような濃密さ。
でも、その当時、金よりも大切にされた玉(=翡翠、ジェイド、正確にはネフライト)に似せようと釉薬が研究されていたというので、その当時の人になりきった眼で見ると、また違う価値観で見えてくる。
本当に玉を彫刻して作ったかのような、あまり鮮やかでないグリーンの勝った発色、しかも器に蜜がかかったように隙がなく光っているようなの、そういうのが、きっと、意にかなったものだったのかなあ、とかね。
そういえば家に何故かたくさんあった青磁の器、次に帰ったときにはいくつかもらってこようっと。