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ロマノフ王朝展

先週、ロマノフ王朝展を見に行ってきた。
上野の、こういう歴史モノの展示会は、まず間違いなく大混みなので、週末に行くととんでもないことになる。
それで平日の昼間に出かけてみたところ、目論見どおりスムーズに会場内に入ることができる。中に入っても、まあ人は多かったけれど普通に見られる程度。
19世紀になっても美術工芸品が意外にプリミティブなのを見るにつけ、「文化的に亜流にあったんだなあ」ということがようく分かってくる。人類の文明の起源はやっぱり暖かい地域にあるのだと思える。
私がジュエリーの仕事を始めようと考えて、それについて確信を持ったのは、イタリアの博物館でエトルリア文明の時代の金細工品をみたことが大きかった。紀元前7世紀だのといった気の遠くなるような大昔の、既に精巧で美しい金細工。
そういえば昨日はイラクで略奪されたという、美しい金細工の刀のさやをTVで見た。紀元前3100年頃というもう笑うしかないくらい昔のものとされている。
人が装身具を求めなくなることは、絶対にないと確信できる瞬間。